2014年3月26日水曜日

『顎関節症と噛み合わせの悩みが解決する本』を読みました。

こんにちは。

今日(3/26)の桜です。
昨日の開花宣言後、1日たっただけですが、
明らかに咲いてきました!!桜!!





毎日写真を撮っていると、自分は何もしていなくても、
育っていく様子が嬉しいものですねぇ〜。
また後でまとめページもアップします。




先日読んだ、100歳まで自分の歯を残す4つの方法 (健康ライブラリー)がとても読みやすい本で(記事はこちら
同じ著者さんの違う本を読んでみました。


前回の本の方がイラストがたくさんあってかわいかったのですが、
今回も、絵や図が多いです。

顎関節症は、噛み合わせが原因だとずっとされてきましたし、
噛み合わせの悪さが原因で全身に不調が起こる、ともいわれていますが、
噛み合わせの悪い人がでも、顎関節症にならない人もいます。

顎関節症も、1つのことだけが原因でなく、
多因子病因説で考えられると。
例えばその患者さんの関節や筋肉の耐久力がある程度あるとして、

もともとの関節や筋肉の構造の弱さ
噛み合わせの悪さ
不必要に上下の歯をつける癖
緊張の持続

といった様々な要因が積み木のように重なって、
患者さんの関節や筋肉の耐久力を超えてしまうと、顎関節症になる。
この耐久力が100だとして、噛み合わせの悪さが90くらいあるとしたら、
噛み合わせを治せば顎関節症の症状もよくなるけれど、
噛み合わせの悪さは10で、ほかの病因の方が大きいとしたら、
噛み合わせを治療してもよくならない、と。
積み木の絵で詳しく書かれています。

なるほど〜。

さらに顎関節症は、ほとんどの患者さんが、
治療を受けなくてもある程度は改善していくもののようです。

これは上の積み木構造から考えて、
日常生活などで改善できることがあって(ストレスや歯をつける癖など)
一部の積み木でも小さくなれば、耐久力の範囲内に収まるので、
症状が改善していく、とのこと。

いろいろな要因が寄与していて、それは個人差がありますが、
その一方で、主な要因があることがわかってきて、
顎関節症の主な要因は、噛み合わせではなく、「歯の接触」によるものだという考えが、
研究者の間では主流になってきているそうです。

「歯の接触」。前回読んだ本にたくさん書かれていました。

噛み締めや食いしばりのような強い力ではなく、
ちょっと接触しているだけで、筋肉はかなり動くのだそうです。
さらに近年のコンピュータ社会で、PC仕事中によく始まるとか。。。
確かに私もそうかも。。。夫も。

口を開けると顎がカックンと音がします。(クリック音というそうです)
あとは、口が大きく開かない。
(夫は結構開きます。私は指3本でギリギリくらい。。。
 もともとの大きさもあると思いますが)
でも日常的な痛みはありません。
顎関節症は「自己限定性疾患」と考えられ、
放置しておいても悪化する病気ではなく、
治療をうけなくても時間が経てば少しずつ楽になるものだそう。

ですが歯周病治療をしていることもありますし、
歯をできるだけ残したいというのもありますし、
歯を離す、という意識は、今後も続けないといけないな、と改めて思いました。
「歯を離す」という貼り紙、書こうっと。
(前回読んだ本にも貼り紙の話はあったのですが、つけないように気をつければいいかな、と。。
 でも気をつけるというより、貼り紙を見たら離す、と体が覚えないといけないそうです)

それから、以前一度、噛み合わせを歯医者さん(今通っているのとは別の)に見ていただいて、
ぶつかっている歯を少し削っていただいたと思うのですが。
(そしてそれで少し楽になったかなと思っていたのですが)

この本によれば
歯を削って噛み合わせを調整する治療(咬合治療)は、
顎関節症を治すうえでは必要ではありません。
歯を削る治療は拒否されても絶対に拒否してください。
と。

ええっ!!

削って効果がなくても削った歯質を戻すことは出来ないし(確かに。。。)
昔、顎関節症の原因が噛み合わせの悪さにあると考えられていた時代に、
保険に組み込まれてしまった治療で、現在の考え方からは間違っており、
「噛み合わせをよくするため」といって削るのは、
顎関節症の結果として強く当たるようになったところを削るということで、
原因に対する治療である可能性は低いと。。。

金属をかぶせた歯や、ブリッジの歯、差し歯の歯を削るのは、
もともとの歯ではないので、うまくいかなくても元の状態に戻せますが。。。

確かに!!

知っていれば、削らなかったのに。。。
ほんの少しだとは思いますが、そのほんの少しも大事ですし。。

この本はこういった顎関節症のしくみや原因、治療法、間違った治療法なども詳しく、
また、セルフケアで治すために、原因への対策、やってはいけないこと、
(長電話、猫背、ほおづえ、受話器の肩ばさみ など)
治癒するためのトレーニング方法なども書かれています。
顎関節症になっていない方も、なってしまっている方も読める本だと思います。

ひとつ気になったのは、顎関節症には仰向けで寝るのがいいとのこと。。。
寝返りをうたずに同じ姿勢で寝続けると、下あごや顎関節を圧迫し続けることで
痛みが強くなる場合があるから、とのこと。

睡眠時無呼吸症候群対策として横向きに寝ているところなのにな。。。
う〜む。





最後まで読んでいただきありがとうございます。

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とろん

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